PR アフィリエイト広告を利用しています。
みなさんこんにちは!らいむら先生です。
今回は2024年1月からスタートとなる新NISAについて、概要とおすすめの使い方を解説していきます。
記事の作成にあたり、以下のページを参考にさせていただきました。
もくじ
新NISAの特徴
NISAとは、投資の利益にかかる税金が0円になるお得な制度です。
2022年12月16日、自民党からNISA拡充の方針が示されました。
主な特徴は次の3点です。
- 年間の投資上限額がUP!
- ずっと非課税で保有できる!
- 生涯非課税限度額が登場!
順番に内容を確認していきましょう!
年間の投資上限額がUP!
1つ目の特徴は、年間の投資上限額がUPしたことです。
これまでの年間投資上限額は、つみたてNISAが年40万円、一般NISAが年120万円で、どちらかしか選べないこととなっていました。
これが新NISAでは、年間360万円が投資上限額(= 年120万円のつみたて投資枠+年240万円の成長投資枠)となり、2つの投資枠が併用可能となります。
すごく増えたんだね!?
でも、こんなに投資に回せるかなぁ…
いや~なかなか厳しいですよね。
むしろ、枠があるからといって攻め急がないよう注意しましょう!(後述)
ずっと非課税で保有できる!
2つ目の特徴は、非課税保有期間が無制限になったことです。
これまでの非課税保有期間は、つみたてNISAが20年、一般NISAが5年でした。この期間が終わった後は、NISAからふつうの口座に移すためのロールオーバーの手続きも必要でした。ちょっと面倒だったわけです。
これが新NISAでは、ずっと非課税で保有し続けられることとなり、ロールオーバーも不要になります!
はじめからそうしとけばいいのに素晴らしい制度ですね!
生涯非課税限度額が登場!
3つ目の特徴は、非課税限度額の上限として1,800万円が設定されたことです。
あれっ、投資の上限は年間360万だよ~って、さっき言われたけど?
1,800万円は、年間ではなく一生の限度額です!
そのため、年間上限の360万円分投資して5年で(360×5=1,800)この枠を使い切ってもいいですし、100万円ずつ使って18年で(100×18=1,800)積み立てていくのもアリです。
え~、じゃあ年間360万円投資できるっていっても、5年でMAXの1,800万円になっちゃったら、それ以降は非課税枠がもらえないのかぁ…。
ふっふっふっ、なんと生涯非課税枠は、一度使っても売れば復活します!
現行のNISAでは、一度枠を使ってしまうと、その後翌年まで復活することはありませんでした。
これが新NISAでは、一度使った枠でも、売れば復活します。
例えば、新NISAで5年かけて1,800万円分の株を買い、生涯非課税枠をすべて使い切ったとします。
後日、買った株の価格が3倍(5,400万円)となり、そのうち半分(2,700万円分)を売却したとします。
この場合、使い切った非課税枠1,800万円のうち、900万円が復活し、再度使用できます。
非課税枠の復活は、現在の価格(時価)ではなく、買ったときの価格(取得価額)をもとに計算されます。
もちろん、売却益に税金はかかりません!
新NISA、どう使う?
ここまで新NISAの特徴を解説してきました。
ここからは、上記をふまえ、投資初心者の方が新NISAをどう使うか?を考えていきます。
年初一括投資が最も合理的
最も合理的な投資タイミングは、常に「今」です。
全世界や全米のインデックスファンドは、10~15年以上の長期であれば、確実に値上がりしてきた歴史があります。
(注)全世界や全米のインデックスファンドは、確実に値上がりしてきました。しかし、今までがそうだっただけで、未来の株価がどうなるかは誰にもわかりません。株式投資には必ずリスクが伴います。
そして、短期的な上昇・下落を読むことは誰にもできません。
そのため、株価下落を避けることより、株価上昇を逃してしまうことを避けるため、即座に非課税枠をすべて使い切る、年初一括投資が最も合理的といえます。
2024年1月に年360万円分の非課税枠をさっさと使い切ってしまった方がいいわけです。
それでも初心者は攻め急がないで
しかし、投資初心者の方には、年初一括投資はおすすめしていません。
むしろ、下記のとおり、真逆の戦略をおすすめしています。
- とにかく攻め急がない!
- 今までの投資を続けて、ちょっとずつ規模を増やしていって!
なんともまぁ面白くも何ともない戦略ですね。笑
でも、初心者の方にとっては本当にこれが大事です。
このように考える理由は以下の3点です。
- 心理的ダメージについていけないから
- 投資は余剰資金で行った方がよいから
- 急いでお金を増やそうとするときが最もリスクが高いから
順番に説明していきます!
◆心理的ダメージについていけない
理由の1つ目は、心理的ダメージについていけないからです。
さきほどは、年初一括投資が最も合理的であることを説明しました。
だがしかーし!!!
合理的だとしても、投資初心者には、このような即座の一括投資はおすすめできませーん!
いきなりドカンと大金を投じると、株価が下がったときの心理的なダメージが大きすぎて、耐えきれるか疑問があるからです。
人間は損失を極端に嫌う性質があるので(損失回避性)、下手したら投資自体をやめてしまって、将来のリターンも捨ててしまう…なんてことになりかねません。
◆投資は余剰資金で行った方がよい
理由の2つ目は、投資は余剰資金で行った方がよいということです。
投資はリスクが大きいため、余剰資金で行うことが望ましいと考えます。
最低限の生活費や教育費を先に確保しておいて、
それでも余るお金を投資にあてるイメージだよ!
そして金融庁の家計調査報告によれば、30代の貯蓄額は400万円程度となっています。
ふつうの家庭では、年間360万の金額を投資に回すのは難しいでしょう。
余剰資金がない中で、焦って投資に回すと、株式市場から撤退する確率があがるだけです。
想像以上の値動きについていけずに。
こういった最悪のシナリオを回避するためにも、投資は無理のない範囲で行うことがよいでしょう。
逆を言えば、余剰資金があって値動きにも慣れているなら、攻めるチャンスです!
◆急いでお金を増やそうとするときが最もリスクが高い
理由の3つ目は、急いでお金を増やそうとするときが最もリスクが高くなるからです。
投資にはリスクが伴いますが、最もリスクが高いのは、急いでお金を増やそうとしているときです。
ゆっくり金持ちになりたい人はいない
ウォーレン・バフェット
と、「投資の神様」ウォーレン・バフェットは語っています。
確かに、誰だって早くお金を増やしたいものです。
しかしながら、勝率が高い投資手法は、長い時間をかけて複利でゆっくりと増やしていくもの。
最大の武器である「時間」を使わない投資は、ギャンブル要素が強くなりがちです。
というか冷静に考えると、リスクが低くてリターンが大きい投資手法なんてあるわけないですよね。時間をかけないなら尚更。
新NISAでは一生涯非課税で運用できるようになります。「時間」を味方につけた長期で投資を行っていきましょう!
以上、3つの理由から、投資初心者は、改めてこの2点に注意をしてください!
- とにかく攻め急がない!
- 今までの投資を続けて、ちょっとずつ規模を増やしていって!
年間の非課税限度額が増えるということで、たぶん、今まで以上に投資を扇動する宣伝・広告も増えていくと思います。
でも、制度が変わっても、市場が変わるわけではないので、やることは変わりません。
私自身も引き続き、大好きな高配当株を狙いつつ、長期で全世界株・全米株を積み立てていくだけです。
高配当株投資以外の、何か新しいことをやってみようというときは、当ブログでご紹介します♪
まとめ
今回は新NISAの特徴について初心者向けに紹介しました。
非課税限度額は一括で使い切った方が合理的ですが、値動きに慣れていない初心者にはおすすめしません。
そのため、今まで通りの投資を継続しつつ、各自の余力に応じて買い増しを検討していきましょう!
どんな銘柄を買うべきか?のヒントはこちらの記事をご覧ください。
関連:配当金狙いの長期投資を成功させるにはこれをやっとけ!!
投資額を増やすための節約術のヒントはこちらの記事をご覧ください。
まだ投資自体を始めていないという方は、2024年の新NISAの前に、証券口座(と現行NISA)を開設して、少額から投資の経験を積んでいくと良いでしょう。