PR アフィリエイト広告を利用しています。
こんにちは!らいむら先生です。今回は私(パパ)の育児休業体験をご紹介します。
★この記事はこんな人におすすめ
- 育休って出世に響きそうで心配
- 育休とることのメリットを知りたい
私は1児の父で、2度の育休を取得しました。最近お子様が生まれたパパさんや、育休をとろうか・とれるか悩んでいる方には特に参考になる記事だと思いますので、ぜひご覧ください。
もくじ
育休をとろう!と思ったきっかけ
当初の取得目的は単純で、「社会保険料が免除になって、すごくお得らしい!しかも育休は1日だけでもいいみたい!」というもの。笑
ボーナス月の月末を育休にすることで、月給とボーナスから引かれる社会保険料が免除になるものです。詳しくは前回の記事で解説しています。
私の勤務先(政令市の市役所)は6月と12月がボーナス月でしたので「6月末と12月末は育休にしよう!」と決めました。なんとも不純極まりない動機から、私の育休は始まりました。笑
ちなみに地方公務員は非常に育休がとりやすいと言われています。→地方公務員のメリット
育休の制度趣旨からは大きく外れた発想で恐縮ですが、事実なので仕方ないです…
もちろん、我が子が大好きだから!とか、妻の負担を少しでも減らすために!とか、そういう気持ちがないわけではありません。
でも私の場合、「働いて稼いでくるのは自分の仕事!」という意識が強く、自分が仕事を何か月も離れることは考えられなかったです。うちの場合、妻が結婚当初から正社員を退職してパートに移行しているという事情も、多少はあったかもしれません。この辺りの本音は、まとめで再度触れますね。
そんなわけで、6月末と12月末の計2日を育休にしよう!ということからスタートしました。
育休1回目 申請ビビりまくり!
出世に響く?
1回目の申請はだいぶビビっちゃってました。次のようなウワサを聞いていていたからです。
- 育休をとったら出世に響く
- 重要な仕事を任せてもらえない
- ハズレの転勤を命ぜられる
でも、冷静に考えると、育休とったから出世に響くわけないよな?と思いました。育休で働く時間が短くなったとて、長期でみれば誤差でしかないわけじゃないですか。大卒か院卒かと同じ感じです。
むしろ、仕事を休んで育児をすることで、新しいものの見方ができて仕事にもプラスかもしれません。
ハズレの転勤については「断りにくいヤツ」を会社が恣意的に選ぶものだと思います。ただ、これは「育休」そのものが原因というよりは、子どもができたばかりの人や家を買って多額のローンがある人などを狙った結果、育休をとった人が当てはまったということの方が正解なのかなと思います。
…と、それっぽいことを書きましたが、「そうはいっても不安」「周りの目が気になる」という人も多いと思います。私もその一人でした。そのため、1回目の育休申請は、「1日だけ」にしようと決めました。
(ビビリすぎだよ…!)
上司の反応
5月中旬くらいに、上司(女性)に育休の書類を出しました。実際のやり取り↓
私「あの、育休とりたいんすけど…」
上司「おお、マジで…?」
あー、やっぱり上司からしたら取って欲しくないよなぁ、そうだよなぁ…と、ちょっとしょんぼりしたのを覚えています。もちろん、私にとっては上司も大事ですが、家族の方が優先です。常にみんなに良い顔ができるわけじゃない、そんなことを言い聞かせました。
ただ、私の育休申請が「1日だけ」ということを知ったら、
上司「え、1日だけ…?」
と逆にまた怪訝そうな顔をしていました。コイツ本当に育児する気あるのか…?と思われたのかもしれません。笑
上記のようなちょっとしたやり取りはあったものの、すんなりと事務処理は進み、育休取得に至りました。特に嫌味を言われることもありませんでした。
あと育休取得者向けの書類をもらう中で、けっこう復職のためのバックアップ体制もしっかりしているな~という印象でした。書類に、相談窓口や事務手続きのフローがはっきり記載されていました。
こういうのを見ると、やっぱり過去には復職しにくくて泣かざるを得なかったケースなんかがあって、時を経て改善されていったのかなぁと感じます(妄想)。
いざ育休日
そんなこんなで育休となった6月30日。妻は完全フリーDayとし、私が1日子供と過ごすことにしました。ただ、我が家では毎週土曜日に妻が仕事で、私が1日子供と過ごすスタイルのため、「育休だから」と身構えることは何もなく。いつも通り、
- 着替えて
- クリームぬって
- おむつ替えて
- 図書館行って
- 公園行って
- ピタゴラスイッチ見せながらお昼ご飯つくって
- お昼寝して
- 洗い物して
- おやつ食べて
- 公園(2)行って
と、変わったことは何もない1日でした。夜には妻も帰ってきてくれましたしね。
ただ、やることは一緒でも、「育休をとって育児に参画できた!」という心理的な効果というか暗示というか高揚感というか、メンタルに与えるプラスの肯定感は大きいものがありました。
平日の昼間に子どもと外で遊ぶのって楽しい!笑
育休2回目 堂々の申請!
今度は何日とる?
小さい子どもがいると半年はあっという間に過ぎ、ターゲットにしていた12月末が近づいてきました。
社会保険料免除の条件は、12月31日を育休にすること。しかし、今回は年末年始のお休みがあるので、もし12月31日だけを育休にすると、ただの休みを休業に変えて、本当に社会保険料のためだけに休む感じになります。笑
さすがにそれもどうかなぁ、悪目立ちするかなぁ、と思い、今回は12月28日~31日までの4日間を休業とすることにしました。
(相変わらず、制度趣旨を一切勘案しないスタイル…!)
ここまでハッキリしているとかえって清々しいですね。(?)
上司の反応
2回目ともなれば慣れたものです。1回目の申請の時点で「12月末にも数日とるかも」と申告していましたので、今回はよりスムーズでした。
ただ、上司の反応は「これ意味あるの?」って感じでした。社会保険料が免除になるんですぅ~と説明したんですけどね。
しかし、のちに私は上司の反応の真意を知ることになるのであった…!
まさかの落とし穴
12月の給与明細を見て愕然としました。想定よりもだいぶ低い額になってたからです。
私の見立てでは、月末4日間を休んだ場合、もともと出勤日の12月28日分は給料から引かれるけれど、お休みの12月29日~31日の3日間は無関係だと思っていました。
しかし、4日間分、しっかり減額しての支給でした。確か、元の給料に17/21(出勤日21日から4日を引いた17日)を掛けた値だったと思います。育休は休暇ではなく休業なので、休んだ日の給与は支給されません。
このときばかりは自分の無知さと強欲さを呪いましたね。笑
もちろん、ボーナス分の社会保険料免除があったのでトータルでは全然プラスになりますが、休むだけで貰えていたはずの給料をみすみす逃したような感じがして、精神的にダメージがありました。あと妻にも謝罪しました。笑
経済的なメリットを考えて育休をとろうとしている方は、この点にはくれぐれもご注意ください!
結論 パパも育休をとろう!
今回はパパ育休の体験談を紹介しました。社会保険料免除のことばかり書きましたが、結論としては、パパも育休をとろう!ということです。
実質2日間しか育休とらなかったやつが何言ってんだ…
とれる範囲でとればいいじゃないか
私には、何か月も仕事を離れるという選択はできませんでした。当時の職場はまだ2年目で、人数も少なく、抱えている仕事も多数あり、…と小さい理由は様々ありますが、本当のところ、仕事より家庭をとる勇気がなかったんです。仕事より家庭をとったうえでなお職場で必要とされる人間なのか自信が持てなかったんです。きっと多くの人がそうだと思います。
そういう人に対して、
- 子どもが小さいうちは今しかないよ!
- 代わりは職場が探してくれるよ!
- なんとかなるから!
と正論をぶつけるのも酷だなぁと感じました。自信がない人に行動を促すのは一番難しい。
だからこそ、とれる範囲でとればいいじゃん!と思います。
そして、短期間だとしても、せっかく育休をとるなら、社会保険料免除も絡めて、家族でおいしいものでも食べに行ったらいいじゃん!と思うわけです。
育休をとるか悩んでいる方のヒントになれば幸いです。それではまた!