ワークは〇周!?定期テスト対策はこれをやれ!

今回は公立中学校の定期テストを攻略していきます!この記事を読んで、定期テスト対策でやることをマスターしましょう。

★この記事を書いた人

  • 塾長のらいむら先生です
  • 国立大教育学部を卒業
  • 大手個別指導塾で1,000人以上の生徒さんを指導

定期テスト対策でやること

うーん、スマホを破壊しておくことかな!?

これはジョークですが、確かに一番の対策になるかも…?笑 ここでは誰にでも当てはまる内容を、次の4つに絞って紹介していきます。

  • テスト範囲表を読み込む
  • 目標点を紙に書く
  • ワークは何周すればいい?
  • 計画はだいたいでOK

テスト範囲表を読み込む

定期テスト対策でまずやることは、定期テストの範囲表を読み込むことです。

後でも書きますが、テスト範囲表には定期テスト攻略のための情報が詰まっているので、見ないわけにはいきません。

私は範囲表が出る前から対策を始めたいんですが!

こういう方はよりスバラシイです。その場合は習った範囲の学校ワークを解き進めましょう。

目標点を紙に書く

テストの目標点数を紙に書きましょう。頭の中でイメージするだけではなく、実際に紙に書いてみるというのがポイントです。人間の脳は意外に単純で、紙に書くことで、脳が「この目標を達成しよう」というモードに入るため、成功率が高まります。

目標点の立て方はこちらの記事を参考にしてみてください。

合わせて読みたい→内申「3」は真ん中じゃない!内申「4」以上を目指そう

ワークは何周すればいい?

よく学校や塾では「ワークを3周しましょう」と言われると思います。2~3周であれば絶対無理というわけではないですし、ちょうど良いです。

しかし一番重要なのは、何周解くかではなく、解くときの勉強の仕方です。何周解いても中身が薄ければ、効果も薄いですよね。ワークを解くときは、勉強の仕方にこだわって取り組みましょう。

勉強の仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。

合わせて読みたい→「勉強しているのに成績が上がらない」よくある例と対策を解説(初級編)

計画はだいたいでOK

テストまでの計画はだいたいでOKです。理由は次の2点です。

  • 完璧な計画が作れるとは限らない
  • 計画通りにいくわけがない

中学生が自分だけでテスト攻略のための計画を立てるのはかなり難しいです。また、計画を作り込むとそれだけで満足してしまい、結局その日は問題を解かずに寝てしまった…ということは“テスト失敗あるある”の一つです。

そのため、計画はだいたいでOKです。とはいえ、無計画につっぱしるのもよくないです。いつまでに何が終わっていればいいかという「期限」だけは意識して作るようにしましょう

うちの学校は計画表を出さなきゃいけないんだけど、それもだいたいでいいの?

だいたいでいいです!

テスト範囲表からわかること

ここまではテスト対策でやるべきことを書いてきました。ここからは先ほど述べた「テスト範囲表を読み込む」について、もう少し詳しく書いていきます。

テスト範囲表を読み込むことで分かることは、次の3点です。

  • ゴール
  • 絶対出るところ
  • 全体のバランス

順番に見ていきましょう。

「ゴール」がわかる

ゴール=どの問題が出るかが分かれば、何をどれくらい勉強すればよいかが分かります。

定期テストのゴールは、テスト範囲表に書いてあります

まずはテスト範囲表と教科書を見て、今回のゴールがどこかを把握しましょう。

また、次回のテストは今回のテスト範囲の続きからとなることがほとんどですので、テスト範囲表は捨てずにとっておきましょう教科書やワークにふせんを貼ってテスト範囲を分かりやすくするのもGoodです。

「絶対出るところ」がわかる

先生によっては、テスト範囲表の中に、けっこう具体的にテストに出すところを書いてくれています。例えば次のとおりです。

  • 密度の公式をよく確認しておくこと
  • 〇〇の作図は何度も練習してください
  • What~?の表現を使えるようにしておきましょう
  • 三角形の合同条件を書けるようにしておくこと

ページが指定されていたら、出る確率はかなり高いですよね。先生たちからのメッセージを逃さずキャッチしましょう。

「全体のバランス」がわかる

テスト範囲表は、全教科がまとまって載っていることに大きな意味があります。定期テストは総合点で順位が決まるため、各教科にどのように時間を割いて勉強するか?という戦略が非常に重要です。

「できる生徒」は、単に学力が高いだけでなく、こういう感覚に優れています。

一般的に、80点を90点にするより、50点を60点にする方がカンタンです。80点→90点は難問にも正解する必要がありますが、50点→60点では基礎問題を落とさなければよいからです。

そして、「90点×1 & 50点×4」より「60点×5」の方が合計点は高くなります。

テスト範囲表を見ながら「明日テストだとしたら、何点くらいとれそうかな?」と、各教科の点数をシミュレーションしてみて、一番点数が上げられそうな教科に時間を割いていきましょう。(やや難しい内容でしたが、ぜひトライしてみて!)

番外編 時事問題の対策は?

結論 ほとんどやらない

テスト範囲表には「時事問題を2~3問出します」と書かれることがあります。

絶対出ることが分かっているため、対策をしたいところですが、正直、主要先進国の首脳と、最近話題になった人の名前さえ覚えておけば、後はどうでもいいです。理由は次の2点です。

  • けっこうやさしい問題が多い
  • 何が出るのか予想しにくく、勉強効率が悪い

ニュースで繰り返し報道されているワードが問題になれば、対策するまでもなく正解できるでしょう。

それ以外の内容は、何が出るのか予想しにくく、かといって配点も高くないため、わざわざ時事問題の対策をするより、通常のテスト範囲の勉強をした方が効率的です。

そのため、時事問題の対策は、ほとんどやらず、通常のテスト範囲の勉強に取り組みましょう。

(参考)主要先進国の首脳(2022.4月版)

トップの役職名前
日本内閣総理大臣岸田文雄(きしだふみお)
韓国大統領文在寅(むんじぇいん)
中国国家主席習近平(しゅうきんぺい)
ロシア大統領ウラジーミル・プーチン
アメリカ大統領ジョー・バイデン
イギリス首相ボリス・ジョンソン

まとめ

今回は定期テストでやるべきことを見ていきました。

勉強時間がたっぷりとれるなら悩むことはないのですが、余裕がある時期から勉強できる生徒さんはごく少数なので、テスト対策の時間には限りがあります。

これはピンチであると同時に、限られた時間の中で最大の成果をあげる方法を学ぶチャンスでもあります。

部活や習い事で忙しい生徒さんほど、入試前の時期にぐぐっと伸びることがありますが、常に限られた時間の中で成果をあげる方法を探してきたからだと思います。そういう生徒さんは本当に立派です。もちろん、あなたも望めばそうなれるはず!これからも頑張っていきましょう!