【独学】公務員試験の社会人経験者採用!合格への参考書・問題集【2023年度版】

こんにちは!らいむら先生です。

ここ最近増えている、自治体の社会人経験者採用。すでに社会人経験のある方が公務員を目指す場合、非常におすすめの受け方です。しかし、実際に受ける場合、一番のカベとなるのが筆記試験。今回は、実際に民間企業で働きながら、独学で社会人経験者採用枠の公務員試験(政令市の事務職)に合格した私が、社会人経験者採用におすすめの参考書を紹介します。この記事があなたの合格の手助けになったら嬉しいです。

★この記事で分かること

  • 公務員試験の社会人経験者採用におすすめの参考書

★この記事を書いた人

らいむら先生です。独学で政令指定都市の公務員試験(事務職)の勉強をはじめ、一発合格!好きなお菓子はたべっこどうぶつ。

独学公務員試験の社会人経験者採用におすすめの参考書

筆記が不安でも社会人経験者採用なら可能性あり

まずは、公務員試験の社会人経験者採用って何?という方のために、概要をお話しします。

公務員試験を受けたいけれど、筆記試験が心配…

そんな方におすすめなのが、社会人経験者採用です。通常の大卒枠に比べて必要科目が少なく、問題も易しいため、筆記試験の占めるウェイトが小さく、勉強時間を短縮できることが最大のメリットです。

合格までに必要な勉強時間には個人差がありますが、300時間くらいが相場です。3~4か月前から本腰を入れて勉強をするイメージですね。

ちなみに、合格者の中には「1年前から準備し始めたけど、結局まじめにやったのは直前だけだった」「1か月前から勉強して合格した」「勉強なんかしてないよw」という方もいました。もちろん少数派だろうとは思いますが、最短ルートで攻略した人がいることは励みになりますね!

私は1,200時間もかけてやっと合格したタチなので、ノー勉で合格した人には正直に言いづらかった。笑

筆記に不安な人には、社会人経験者採用がおすすめです。合わせて読みたい→【働きながら独学で合格】実際に受けてわかった公務員試験の社会人経験者採用

優先度★★★ まとめ過去問&時事問題

ここからは優先度順に、社会人経験者採用におすすめの参考書・問題集を紹介していきます!

どんな受験生でも必ず買うべきなのは、まとめ過去問と時事問題の参考書です。

まとめ過去問は、各科目が全部まとまったタイプの過去問のことです。また、社会人経験者採用では時事問題の比率が高いので、ノー勉で挑む場合でも時事問題だけはやっておいた方がコスパが良いです。

時事は面接対策にもなるね!

◆おすすめ過去問

全教科入った実務教育出版のまとめ過去問です。前述のとおり、社会人経験者採用だと問題レベルが下がるので、国家一般や都道府県を受ける場合は「地方上級 教養試験 過去問500」。私のように市町村を受ける場合、「市役所上・中級 教養・専門試験 過去問500」にしましょう。

社会人経験者採用の専用過去問はないので、どちらのまとめ過去問にも不要科目が含まれます。まとめ過去問を買って家に届いたら、最初に不要なページを破り捨てることをおすすめします。

これをやることで、一気に「自分の過去問」になります!

◆時事問題

「速攻の時事」がおすすめです。社会人経験者採用に限らず、公務員試験の受験者はみんな持ってるんじゃないかっていうレベルの時事本です。

優先度★★☆ 文章理解・数的推理・判断推理(英数国)

政治・経済・社会の問題はなんとかなっても、英数国はちょっと不安という方が多いと思います。社会人経験者採用で出る英数国の問題は、ほぼほぼセンター試験(大学入学共通テスト)よりカンタンなレベルです。ブランクがあったとしても、歯が立たない相手ではありません。何なら対策次第で確実に点が取れる科目になりますので、ご安心を!私自身、社会より英数国の方が得意だったこともあり、こちらを重点的に学習していました。

◆文章理解

LECの過去問を使っていました(当時はクイックマスターというシリーズでした)。

現代文は「センター試験の評論でも代用できる」と聞いたことがあります。確かにレベル的には近いですが、さすがに文章の長さが違いすぎるので、素直に文章理解の過去問で対策をした方が良いです。

英語は読み慣れることと単語量を増やしておくことが大事になります。400時間前後の勉強時間を確保できる方なら、LECの過去問とあわせて「速読英単語 必修編」で補強できると死角なしです。

◆数的処理・判断推理

数学っぽい2科目ですが、図形以外で公式や定理はあまり使われず、中身は「中学受験の算数」に近いです。解法のパターン・ストックを増やすだけで突破口がつかめる問題が多いので、数学が大得意という方以外は、個別の問題集を一通り解いてからまとめ過去問に入った方が効率が良いです。

私は解説が充実している「畑中本」を使いました。当時は社会人採用向けの畑中本はなかったのですが、数的処理に社会人採用レベルの畑中本が出ていました。レベル的にこちらの方がおすすめです。

判断推理は社会人採用ver.はありませんでしたので、応用問題は捨てて基本問題のみ取り組みましょう。

優先度★ 論文・面接対策

最後は論文・面接対策の参考書です。

ここまでは筆記試験に通るための参考書・問題集を紹介してきました。しかし、社会人経験者採用で配点が大きいのは論文と面接。筆記に時間をかけすぎて論文や面接に手が回らないという事態は避けなければなりません。

論文・面接対策では「公務員試験 現職採点官が教える!社会人・経験者採用の合格論文&面接術」がおすすめです。社会人経験者採用に絞って書かれている点が◎です。

その他の科目は?

私は社会系の対策に「スー過去」を使いましたが、上記の参考書・問題集ほど自信をもってオススメできません。というのも、私自身、社会系の科目があまり得意じゃないので、どれを使ってもそんなに変わらなくね?という思いが強いからです。

この辺りは自分の受験戦略に合わせてトッピングしていく部分で、基本的には得意教科を主体にする方がうまくいきやすいです。受験戦略についてはこちらをどうぞ→働きながら独学で公務員試験に合格するため初めにする4つのこと

まとめ 王道の問題集で力をつける

今回は独学公務員試験の社会人経験者採用におすすめの参考書・問題集を紹介しました。

紹介した書籍をまとめると以下のとおりです。

  • 地方上級 教養試験 過去問500
  • 市役所上・中級 教養・専門試験 過去問500
  • 速攻の時事
  • 本気で合格! 過去問解きまくり! (LEC)
  • 速読英単語 必修編
  • 畑中敦子の社会人採用 数的推理ザ・ベスト
  • 畑中敦子の判断推理ザ・ベスト
  • 公務員試験 現職採点官が教える!社会人・経験者採用の合格論文&面接術

どれも王道の参考書ばかりです!

冒頭でノー勉で合格した人がいると紹介しましたが、確実に合格ラインを超えるように準備をする方が、私は好きです。確信をもって筆記を突破しましょう!