配当金狙いの長期投資を成功させるにはこれをやっとけ!!

こんにちは!らいむら先生です。今回は以下の内容をご紹介します。

★この記事で分かる事

  • 配当金狙いの長期投資をおすすめする理由
  • 配当金投資を成功させるためのコツ

私は30代の地方公務員で、投資歴は2年半、現在1,300万円分の株式を保有しています。株式投資というとリスクがつきものですが、地方公務員になるくらい安定志向が強い私が、比較的安全な投資手法について書いてみました。

これから株式投資をはじめる方投資で失敗したくない方には特に参考になる記事だと思いますので、ぜひ読んでみてくださ

長期投資をはじめよう

前回の記事で、株式投資の3大スタイルを紹介しました。次の表のとおりです。

 短期(値上がり益)長期(値上がり益)長期(配当金)
売買たくさん買ったら売らない買ったら売らない
利益株価の差額株価の差額配当金
リスク特大
リターン
手元のお金増える増えない増える

今回は、このうち配当金狙いの投資について紹介します。安定志向が強い人、損をしたくない気持ちが強いけどお金を増やすことに興味のある人、必見です!

配当金投資をおすすめする理由

簡単に、前回の内容のおさらいです。

以下、ダイジェスト版でお送りします↓

投資の3大スタイルのうち、最も早く・大きく稼げるのは短期投資です。しかし、リターンが大きい分、リスクも大きい、諸刃の剣です。初心者は、長期投資の道を選ぶ方が、かえってお金が増える思います。

長期投資のうち、インデックス投資のような、値上がり益を狙う投資は、お金や資産を増やす意味では、最も理に適っていて、おすすめできます。

しかし、実際に増えたお金を使うには、使う分を売って現金化する必要があります。そうしないと、手元のお金が増えません。何も考えずに売っちゃえればラクなのですが、売ると投資効率が下がり将来のリターンが悪化してしまうので、なかなか売るに売れないという状態に陥りがちです。

そのため、老後資金のようにしばらく使わないお金を今から作りたいという場合にはピッタリの手法です。逆に、手元のお金を増やしたい!という方には、インデックス投資は不向きです。

使えるお金を増やしたい!という方には、短期投資ほどのリスクを背負うことなく、手元のお金を増やす可能性がある、配当金狙いの投資がおすすめです。

配当金狙いは稼げない?

配当金狙いの投資では、値上がり益狙いより、リスク・リターンが緩やかになります。失敗の確率が下がる分、うまくいった場合のリターンも低いということです。

例えば、3,000円で買った株から毎年100円の配当を得る場合。

10年後も株価が変わっていなければ、1,000円の配当金(100円×10年)を得て、お金は3,000円から4,000円に増えたことになります。この場合、利回りは3.3%です。

リスクを背負って投資したリターンが3.3%だけって、ちょっと少なくない…?

利回り3.3%は、他の低リスクな金融商品と比較するとかなり高いですよ!

配当金投資は大きな利益を出す爆発力がない地味~な手法ですが、

銀行預金の利回りが0.01%ほど、

日本の10年国債の利回りが0.25%ほどなので、

「損はしたくないけど、もうちょっとお金を増やす方法は何かないかな?」という方が背負うリスクとしては、ちょうどよい塩梅じゃないかな~と思います

また、投資額が3,000円ではインパクトが薄いものの、例えば投資額が300万円なら、配当は毎年10万円です。これくらいまとまった金額になると、パワーを実感しやすくなります。

配当金狙い投資の体験談

私自身、配当金狙いの投資は30万円ほどの額から始めました。当時、すぐに使う予定のないお金が1,500万円以上あったことを考えると、スモールスタートだったと思いますが、私の中ではお金がいくらあっても30万円は30万円。簡単には投じることのできない大金です。

当時はコロナショック直後で、市場はいわゆる「総悲観」の状態。コロナの発生により、これから人類はどうなるのか見通しが立たず、人々が絶望している状況でした。そのため、企業の株価はとても安く、さらに下がる余地は限定的でしたので、スタートするには最適の環境だったと思います。

まだ口座を開設していない方は、いつこのようなラッキーチャンスが来るかわかりませんので、株式投資をする・しないにかかわらず、とりあえず開設しておくことをおすすめします。開設して放置しておいてもお金かからないので。

このように、幸いにも相場に恵まれたために味をしめ、徐々に株式投資の全体像が見えてきたこともあり、順次資金を投入していった感じでした。

投入額は、開始1年で30万→600万となりました。購入した銘柄は、国内株だとINPEX、キユーピー、JT、大塚HD、三菱商事、KDDIなどです。

投資あるあるだと思いますが、最初は株価が気になって、暇さえあれば株価アプリを見ていました。笑

今はもう値動きにも慣れてきたこともあり、株価アプリは1日1回見るかどうかくらいです。全く見ない日もあります。

同時に、長期投資の書籍を読んだりもしていました。おかげで借金(レバレッジ)型の商品が流行した時でも、一切見向きもしなかったです。

それ以降、市場にコロナマネーが集中したこともあり割高な株が多くなったため、まとまって買うことはあまりなく、2年強経過した現在は投入額820万(評価額1,300万)、年間配当は税引き前で46万円です。

毎年46万円のキャッシュフローがあるのは、シンプルに嬉しいです。配当金は旅行や趣味に使ってもいいし、さらに配当金を増やすために再投資してもいい。もちろん、減配がなければという条件つきではありますが、インフレが進む中ではむしろ増配期待も大きいです。

10年後は年間どれくらいもらえるかなぁ~と考えるだけでワクワクが止まりません!笑

配当金投資を成功させるために

配当金が素敵なのはわかったけど、リスクがないわけじゃないんでしょ?成功させるにはどうしたらいいの?

その通り、投資は常にリスクと背中合わせです。ポイントは大きく次の2点です!

  • 配当金を出し続けられる企業に投資すること
  • 損する余地の少ない企業に投資すること

配当金を出し続けられる企業に投資する

1つ目のポイントは、配当金を出し続けられる企業に投資することです。

配当金投資では、基本、株を売らないので、株価が変動しても気にする必要がありません。

気にするべきは、株価ではなく配当金の推移です。

配当金が少なくなったり(減配)、出なくなったり(無配)することが問題です。

短期的な株価と同様、配当金の推移も、100%読むことはできません。しかし、「企業が配当金を出し続けられそうにないサイン」は見当がつきますので、判断材料にできます。

例えば、次のような企業は、この先長期的に配当金を出し続けられるか疑うべきでしょう。

  • 1株あたり純利益(EPS)が減少傾向にある
  • 売上が減少傾向にある
  • 利益がプラスになったりマイナスになったり、変動が激しい
  • 配当金が増加傾向にない
  • 配当性向が高すぎる
  • 自己資本利益率が低すぎる
  • 自己資本比率が低すぎる

このように、長期投資では企業の様々なデータから、投資して大丈夫なのか?長期的に配当を出し続けてくれそうか?などを検討します。

もちろん、上記基準がすべてOKだからといって成功するわけではありませんが、赤字続きで財務の弱い企業に投資するよりは成功率は高くなるでしょう。

データ分析や、上記基準を満たす企業の検索ツールとして、マネックス証券の「銘柄スカウター」というツールが便利です。ツールを使うにはマネックス証券で証券口座を開設する必要がありますが、口座の開設・維持ともに無料なので、私も銘柄スカウターだけ使っています。↓

マネックス証券

損する余地の少ない企業に投資する

2つ目のポイントは、損する余地の少ない企業に投資することです。

今後も配当金を出し続けてくれそうな企業を見つけたよ!さっそく有り金ぜんぶ突っ込むよ~!

STOP!!割高だとしたら十分に注意!

さきほど「基本、株を売らないので、株価が変動しても気にする必要がありません」と書きました。

しかし、そうはいっても、例えば3,000円で買った株が2,000円になってしまった場合、配当金が1,000円以上になるまで利益が出ないことになります。

いくら長期で配当をもらい続けられればよいとはいえ、これではテンションが上がらないですよね。

それに、過去から現在までのデータから予測する以上、未来になればなるほど予測の不確実性は増していくわけで、5年先・10年先もその企業が配当金を出し続けられるかどうかは未知数です。

こういったことを踏まえると、そもそも損する余地の少ない企業に投資することで、失敗の確率を下げるべきです。

具体的には、銘柄スカウターなどで良い企業を見つけたら、その企業が割安かどうかを判断してから買うことで、失敗した場合に喰らうダメージが少なくなり、成功した場合のリターンも大きくなります

例えば、次のような指標を確認することで、損する余地の少ない投資につながります。

  • 現在と過去の PER
  • 現在と過去の PBR
  • 現在と過去の 配当利回り

割安になっているということは、みんなが「この企業に将来性・成長性はない」と思っていて、期待されていない状態です。でも、みんながダメだと思っていても、データ上、安定した収益が見込めるのであれば、勝つチャンスになり得るというわけです。

えっ、みんなが良くないと思っているものを買うってこと?ちょっと怖いんですけど…

確かに勇気がいることです。だからこそ、先ほどの様々なデータによる裏付けが必要です。

割安な株・期待されていない株ほどリターンが大きくなることについては、書籍「株式投資の未来」が大変参考になります。初心者のうちに知っておきたい内容ばかりです。

まとめ

配当金狙いの長期投資を成功させるポイントを紹介しました。重要なポイントは以下の2点でした。

  • 配当金を出し続けられる企業に投資すること
  • 損する余地の少ない企業に投資すること

決して簡単とは言いませんが、短期投資と違い、配当金投資は誰にでも実践可能な内容だと思います。

まだ証券口座を開設していない場合は、業界最大手のSBI証券がおすすめです。楽天証券・マネックス証券と顧客争いをしており、業界最安水準の手数料が魅力です。口座開設は無料で、維持費用もかかりません。

申し込みから投資が始められるまで時間がかかります。いつ株を買う大チャンスがきてもいいように、気になる方は早めに申し込んでおくと損しないと思います。

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