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こんにちは!らいむら先生です。
今回のテーマは爆破予告をする人の心理!
学校・病院・官公庁・交通機関などの公共性が高い施設は、しばしば爆破予告の対象となります。
めちゃくちゃ迷惑…。でも、こんなことして何になるんだろう?
今回は、
- なぜ爆破予告をするのか?
- 実際に予告通り爆破された例はあるのか?
についてまとめました。
もくじ
爆破予告の心理
爆破予告をする人の心理について、まとめると以下のとおりです。
- 自分は価値のある人間・影響力のある人間だと実感したい
- でも誰かを殺したり戦ったりすることはできない
こういった願望があるため、殺害予告でも銀行強盗でも個人への脅迫でもなく、爆弾予告が選ばれると考えられます。
それぞれの項目を具体的に見ていきましょう。
価値のある人間・影響力のある人間だと実感したい
爆破予告の特徴の1つは、特定の個人を攻撃することに比べ、影響の範囲が広いことがあげられます。
犯人は、より多くの人々に恐怖を与えたり、社会的混乱を引き起こしたりすることによって、自らの欲求を満たすことができると考えるのでしょう。
その裏にあるのは、以下のようなものかもしれません。
- 鬱積した日常
- 過去のトラウマ
- 社会からの疎外感
- 自己肯定感の欠如
- 心理的・精神的な問題
- 特定のイベントの中止(学校のテストや行事など)
- 無知、好奇心、模倣
いずれにしても、爆破予告をしてもよい理由にはなりません。
犯人は幼稚であるか、そのレベルになるほど追い詰められているか、ということになります。
そのため、犯人に対しては、犯罪を償うこととは別に、早急な対処が必要です。
誰かを殺したり戦ったりすることはできない
殺害予告であれば、特定の個人や集団を標的にしますが、爆破予告はターゲットがあいまいであることが多いです。
加えて、匿名性が強く、物理的な距離を保ちながら行えることもまた、爆破予告の特徴です。
つまり、犯人は、誰かに強い恨みを持っているわけでもなければ、誰かと戦いたいわけでもありません。
そういった直接的・強硬的な手段をとれない人間であるからこそ、見えない場所から石を投げて、欲望を満たしたいわけですね。
また、爆破予告自体の簡便さも、理由の1つといえるでしょう。
爆破予告は犯人側の労力が非常に少なく、インスタントに行うことが可能です。
実際に爆弾を仕掛けないのであれば、掲示板やメールで一文を投稿するだけなので、石を投げるよりはるかに簡単で確実に行うことができます。
実際に爆発した例
日本において、爆破予告から実際に起爆した例を調べたところ、過去に1例だけ見つけることができました。
三菱重工爆破事件
1974年の三菱重工爆破事件では、極左団体のしかけた爆弾が東京丸の内のオフィス街で起爆し、多くの死者と重軽傷者が出る大事件となりました。
1974年というと、前年のオイルショックによりインフレや景気後退に直面していた時期です。
1960年代は、激しい労働運動や学生運動が行われており、1970年代はまだその機運・雰囲気が残っていたとも考えられます。
労働運動・学生運動
労働運動や学生運動はなんで起きたのかな?
1960年代、高度経済成長により日本の経済が大躍進を遂げる一方、貧富の差の拡大が浮き彫りになりました。
資本主義では避けられない課題ですね。
このため、賃金や労働環境の改善を求めた労働運動が行われていました。
また、戦後、若い世代の政治意識が高まっていたこともあり、学生たちによって、ベトナム戦争や日米安全保障条約などに反発する運動が行われました。
他にはない?
調べた限りでは、1974年以降、爆破予告から爆破に至った事件は見つけられませんでした。
今2024年なので、この50年間の爆破予告はすべて不発だったことになります。
どうせ爆発なんてしないんだから、無視できないのかな?
万が一のことを考えると、何かしらの対応は必要かもしれません。
「対象となる場所を封鎖する」、「警戒を強化する(=何もしない)」、こういった決定は末端の職員にはできず、上層部なりがする必要がありそうです。
そのため、完全に無視するわけにはいかないのが現状ではないでしょうか。
まとめ
今回は爆破予告をする人の心理についてまとめました。
爆破予告は、見えないところから石を投げるより簡単にできてしまう、悪質な迷惑行為であり、犯罪行為です。
過去の爆破予告では、実際に起爆した例が50年前に1例あり、極左団体による組織的な犯行でした。
犯罪行為は決して許されることではない一方で、犯人には社会的なケアや教育が必要となる点も留意が必要です。
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