なんで冬の空気は澄んでいるの?【1分解説】

冬になると街の景色がくっきり見えるのはなんで?夏より遠くまで見える気がするんだ。

いい質問だね!冬の空気が“澄んで見える”のは、気温や水蒸気の量、そして大気の動きが関係しているんだ

冬の空気が澄んで見えるのは次の2つが理由です。

  • 乾燥していて不純物が少ない
  • 上空の気流が安定している

乾燥していて不純物が少ないから

実は、空気の“にごり”の正体は、空中に含まれる水蒸気やチリ

夏は気温が高いため、空気中に水蒸気やチリををたくさん含むことができます。

そうなると、空気中の不純物が増え、遠くが白っぽくかすんで見えるのです。

一方、冬は気温が低いため、空気中に含まれる水蒸気やチリの量が減ります

結果として光がまっすぐ届きやすくなり、視界がくっきりとするのです。

上空の気流が安定しているから

夏は地面が熱せられて上昇気流が発生し、チリや排気ガスが巻き上げられて空気中に広がります。

冬は逆に上昇気流が弱く、上空の空気が安定しています。

そのためチリが舞い上がりにくく、結果的に視界がクリアになるのです。

へぇ〜、冬の空気って“静か”なんだね。だから星もきれいに見えるんだ!

その通り。冬の夜空がきれいなのも、水蒸気やチリが少ないからなんだよ

まとめ

冬の空気が澄んで見えるのは、

  • 乾燥していて不純物が少ないから
  • 上空の気流が安定しているから

これらが重なって、私たちは冬ならではの“透明感ある空”を目にしているのです。

そしてもちろん、乾燥の対策もしっかりしていきましょう。

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