なぜ年賀状を送るのか?ご縁のリマインダー【1分解説】

ねぇらいむら先生、年賀状ってなんで送るの?
毎年書くのはちょっと面倒だけど、なんとなくやめられないんだよね。

実は年賀状には、日本ならではの歴史や文化がぎゅっと詰まっているんだ。

年賀状の起源と普及

年賀状のルーツは、平安時代の貴族が新年にお世話になった人へ挨拶に出向いた「年始回り」とされています。

しかし、遠方の人には直接会いに行けません。

そこで手紙を送るようになったのが、年賀状のはじまりです。

その後、明治時代に郵便制度が整備され、1873年(明治6年)に郵便はがきが登場。

このときから「年賀郵便」という仕組みができ、庶民の間にも一気に広まりました。

もともとは「遠くの人への挨拶」だったんだ!

そうだね。いつの時代も大切な人と「つながりたい」という気持ちは同じなんだね

年賀状に込められた意味

年賀状には、ただ「おめでとう」と書くだけでなく、いくつかの意味が込められています。

  1. 旧年のお礼:「昨年はお世話になりました」
  2. 新年のあいさつ:「今年もよろしくお願いします」
  3. 関係の継続:「これからも良いお付き合いを」

年賀状の本質は「新しい年を機に、人との縁をあらためて結び直す」こと。

平安の時代から続くこの風習は、単なる挨拶状ではなく、日本人の「人間関係を大切にする心」の象徴なのです。

なるほど!ただのハガキじゃなくて、“ご縁のリマインダー”なんだね

おまけ:SNS時代の年賀状

とはいえ、情報通信技術が発達した現代においては、はがきよりメールやLINEのほうが、

  • より短時間で
  • より低価格で
  • より確実に

文章・写真・画像・動画などを送れるようになりました。

こうなると、急に絶滅することはなくとも、年賀状の衰退は確実。

面白いことに「年賀状じまい」用の年賀状も登場しています。笑

個人的には「年賀状じまい」には大賛成です。

年賀状じまいによって生まれた時間やお金で、大切な人と過ごす時間をより充実させましょう!

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