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こんにちは!らいむら先生です。今回は絵本の読み聞かせを継続するコツをご紹介します!
★この記事はこんな人におすすめ
- 絵本の読み聞かせを始めてみたい
- 絵本の読み聞かせが継続できない
私は、息子が生後6か月の時、3歳までに1万冊読むことを目標に、絵本の読み聞かせを始めました。
息子が2歳6か月のとき、1万冊を達成し、実体験を記事にしてみました。
私がこれまで読み聞かせで経験したたくさんの失敗を取り入れて書きましたので、お子さんへの読み聞かせを考えている方には参考になると思います。
なお、そもそも絵本読み聞かせのメリットや始めるきかっけが知りたい!という方は、こちらの記事をご覧ください→絵本の読み聞かせ いつから?効果ある?実例を紹介
今回はマインド編です。仕組み編と読み方編はこちらをご覧ください→めざせ1万冊!絵本読み聞かせを続けるコツ 仕組み編・読み方編
読み聞かせを続けるコツ マインド編
今回は読み聞かせを続けるための心構え編です!
1万冊を読み聞かせた私の失敗談から、反面教師的に学んでいただけますと幸いです。
失敗談1 学力を伸ばしたい親の勘違い
私が読み聞かせを始めたきっかけは、「子どもの学力を伸ばしたい!」と思ったことです。
学習塾の塾長をしていた経験から、学力を伸ばすためには小さいうちからたくさんの言葉に触れることが重要だと考えていました。
そういう意味で、読み聞かせに対するモチベーションは高かったと思います。
子どもが6か月になる頃、満を持して読み聞かせを始めましたが、最初は全然うまくいかず。悩むことが多かったです。
なにせ、読み聞かせの初期は、次のような感じで、そもそも読み聞かせが成立しません。
- 1冊を最後まで集中して読み切れない
- 読み聞かせを拒否される
- 子どもが途中でどっかに行っちゃう
- うわのそら・全然見聞きしてない
- 親から本を奪ってビリッビリに破き始める
子どもなんだから当たり前じゃん?
そうなんだけど、それをすぐに受け入れられなかったのよ。。。
0~2歳の子どもは、1冊最後まで読めなくて当たり前です。
ですが、親が「学力を伸ばしたい!」と過剰に期待しすぎてしまったことで、悲劇が訪れます。
私は、明らかに子どもが嫌がっているのに、半ば強引に絵本を読み聞かせてしまったのです。
猛省です。。。
この状態で無理やり読み聞かせをしたところで、子どもに身に付くのは学力ではなく怒りと不信感でしょう。もちろん、親はそんなものは望んでいません。
これではまずいなぁということで、改めて、読み聞かせの目的を再確認しました。次の2点です。
- 絵本の読み聞かせを通じて、子どもの健全な成長を促す!
- 絵本を読むことは手段。大事なのは親子のコミュニケーション!
こういった本来の目的を思い出すことで、なんとか道理を外れずに済んだのかなぁと思います。
子どもの学力を伸ばすために読み聞かせを始めようと思う方こそ、目的に立ち返るようにするといいのかなと。
学力を伸ばしたいからこそ、親子のコミュニケーションが最重要だと気づけるはずです。
私のような失敗をする人が減りますように…切実。
失敗談2 親のペースで始まる最低の絵本タイム
絵本読み聞かせは子どもが主役であり、子どもが主体となって取り組むものです。
子どものペースで進めていくことが肝要ですので、読み聞かせを始めるタイミングは、子どもが主体となるような配慮が特に必要です。
最悪なのは、「はい、じゃあこの絵本読んでみよう~」と唐突に絵本をぶっこんでくるパターンです。
さすがに強引すぎてダメだろと思うんですが、私はこれをやってしまっていました。
猛省です(2回目)、、
親から何かを強制されることの束縛感は、誰しも経験があると思います。
そして私は、自分が親になったら子どもを束縛なんかしないぞ!と思っていました。思っていたんですが…。
思っていただけだったんですね…。現実は時に残酷です、、。
もちろん、すでに絵本を読むのが習慣になっていたり、ある程度意思表示ができるようになっていたりするなら、雑な始め方でも全然問題ないと思います。
でも、こっちから切り出さないと一生読めないよ!
子ども自身が読むことを選べるような働きかけをすると良いと思います!
こちらから切り出さない限りは、子どもが絵本を手に取ることもないでしょう。
そんな時は、子どもが絵本の方を見たときを逃さず「一緒に読んでみる?」と聞いてあげたり、表紙を見せて興味がある様子ならページをめくってみたりすると、いい感じです。
ポイントは、子ども自身に「読まない」という選択肢を持たせながら提案することです。
あくまでも主体は子ども。
子どものペースに親が合わせていきましょう。
失敗談3 ノルマ達成の義務感
3つ目は「1万冊」という数値目標を設定したがゆえの弊害です。
私は1万冊を目指して順調に絵本を読み進めていましたが、だんだんと読み聞かせを「こなす」ようになってしまっていました。
例えば次のようなことです。
- 短時間で冊数を稼げるように、文章がほとんどなく、すぐ読み終わる本をやたらと読んだ
- 何度も読んでいる絵本を、早口でさっさか進めてしまっていた
当然これは本質的ではないですし、効果も激減です。
何よりダサいですよね。
このように、「1万」という遠いところばかりに目が行くと、足元がおろそかになります。
失敗談1でもあったような、読み聞かせの本当の目的を(またもや)忘れてしまって、「目標数値を達成するため」に読み聞かせをしちゃってたんですね。
目的を忘れずにやるの、難しいッス…
目的を「意識する」だけでは、具体的な行動を伴わないので、なかなか続きません。
そこでおすすめなのが、読み聞かせを楽しむ仕組みを作ることです。
もちろん楽しむのは子どもと親の両方です。
楽しさを忘れると、ただ1万冊を読んだだけになっちゃいますので、注意しましょう。
というか、親にも楽しさがないと長続きしませんよね。
親が楽しく読んであげることによって、読み聞かせに対する子どもの満足度も変わってきます。
親がポジティブな状態で楽しく実施できるような仕組みを作りましょう!
関連:めざせ1万冊!絵本読み聞かせを続けるコツ 仕組み編・読み方編
楽しむって、他には具体的にはどうすればいいの?
子どもに伝わるように丁寧に読む!それだけです!
意外に思われるかもしれませんが、楽しむための一番手っ取り早い方法は、1冊1冊の読み聞かせを、じっくり丁寧に、子どもに伝わるように全力で読むということです。
パパやママが全力でこどもに向き合う姿勢は、徐々に、必ず、子どもに伝わっていきます。
読み聞かせのうまい・へたは人それぞれあると思いますが、へたでも相手を喜ばせるために必死で取り組む姿勢って、一番かっこよくないですか?
一番子どもに見せたい生き方じゃないですか?
それに、子どもは大きくなるにつれ、だんだんと親から自立していき、思春期になる頃には話も聞かなくなっていきます。
絵本の読み聞かせを楽しみにしてくれるのも今だけです。
経験上、仕事や人間関係など、ほかのことで悩んだり疲れたりしているときこそ、より丁寧に、1冊1冊、全力で読むことがおすすめです!
悩みって、自分ひとりで抱えていてもどうしようもないことが多いじゃないですか。
でもうまく切り替えができないと、ずーっとそのことが引っかかって、生活の質が落ちてしまいます。
一緒に暮らす家族にも、ネガティブが感染るかもしれません。
そんなとき、あえて読み聞かせを全力でやることで、脳に悩みや疲れといったモヤモヤを考える余地を与えないんです。
筋トレしている人が悩みにくいのと同じ理屈ですね。
自然と気分も上向きになります。
子どもに喜ばれるタイミング、
子どもに喜ばれる読み方、
結局はそれが親の楽しさにもつながりました!
まとめ
絵本読み聞かせのコツ、今回はマインド編を紹介しました。
どれも後々考えると当たり前の内容ですが、私はそれができず、たくさん失敗をしてきました。
でも、完璧なパパではないからこそ、課題を認めてそれを改善していく生き方を、子どもに伝えられたらいいなぁと思っています!
それではまた!