ダッフィーとケープコッド【ディズニー世界史】

こんにちは!らいむら先生です。

今回のテーマはディズニーとケープコッド

東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにある「ケープコッド」。

アメリカ東海岸のケープコッド周辺をモデルにした漁村です。

今回は、そんなケープコッドにまつわる歴史を簡単にまとめました。歴史への理解を深めて、ディズニーシーをまた違った視点で楽しみましょう!

穏やかな漁村・ケープコッド

ケープコッドの由来

ケープコッドは、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州に位置する半島で、大西洋に突き出た形状から「魚の尾」とも呼ばれます。

1602年、イギリスの探検家によってこの地が「ケープコッド」と命名されました。沖合でタラ(cod)がよく捕れることにちなんでいます。

  • ケープ = 岬 Cape
  • コッド = 鱈 Cod

ピルグリム・ファーザーズ

ケープコッドが世界史上で特に重要な役割を果たしたのは、1620年にピルグリム・ファーザーズが到着した時です。

ピルグリム・ファーザーズとは、イギリスから宗教の自由を求めてアメリカ大陸に渡航したピューリタン(=キリスト教ガチ勢)の集団であり、彼らはケープコッドから上陸しました。

その後、彼らはプリマスに移動し植民地を設立しました。これが、後にアメリカ独立の基礎となる自治体の一つとなったことから、アメリカの歴史における重要な出来事とされています。

気候

ケープコッドは、「亜寒帯ほど寒すぎず、温帯ほど暑すぎない」という、穏やかで過ごしやすい気候が特徴。

そのため、20世紀の初めには、ケープコッドに多くのコテージ(一戸建ての別荘)が建てられ、ボストンの上流層たちの夏の安息地になりました。ジョン・F・ケネディ元大統領家の一大別荘地があることでも知られています。

軽井沢みたいな感じか!

灯台

白いフェンス、木造建築、レンガの舗道など、ケープコッドには特徴的な建築があります。

なかでも特にランドマークとなっているのは灯台

ケープコッドは、潮の満ち引きや波により浅瀬が常に危険であることから、船に危険を知らせる灯台の灯りが古くから使われてきました。

今でも現役の灯台が複数あり、アメリカ沿岸警備隊によって運営されています。

ナンタケット島

ケープコッドの南にはナンタケットというリゾート地があります。

ここの灯台や街並みが、ディズニーシー・ケープコッドのモデルになっています。

シーのしましま灯台は、ナンタケット島のサンカティ・ヘッド灯台がモチーフといわれています。

さらに、ナンタケットバスケットなる伝統的技法で作られるカゴも、どこかで見覚えがあります。

また、ナンタケットは「ファンタジーの故郷」とも言われています。

「かつてナンタケットからきた一人の男がいた」(There once was a man from Nantucket) というフレーズは、日本でいう「昔々あるところに」くらいメジャーな冒頭フレーズです。

ディズニーシーとケープコッド

ここからは、ディズニーシーのケープコッドの、どういった点に注目して見ると良いかを解説していきます!

ダッフィーとケープコッドの関係

ダッフィーは、「予想外の爆発的な人気が出たため、ディズニー公式が物語を後付けした」という珍しいキャラクターです。

後付けされたのは主に以下の2点、

  • ミニーがミッキーの航海に際して贈ったテディベアであること
  • ダッフルバックに入れられてプレゼントされたこと

この物語の中で、ミッキーが航海へ出発する際のスタート地点がケープコッドだったようです。

ちなみに、ダッフルバックは16~17世紀発祥ですが、当初は軍隊や商人が使用するものであり、一般的に旅行などで使われるようになったのは19世紀以降のようです。

トランジットスチーマーライン

シー内に3つある乗り場の1つ。

出発したところからぐるりと1周して戻ってきます。

特に晴れた日!メディテレーニアンハーバーに出てから広がる景色は最高です!

船着き場ではタラ(cod)をチェック!

タラ岬、ケープコッド!

ケープコッド・クックオフ

町のレストラン。ハンバーガーを喰らいましょう。

「クックオフ」は料理大会・料理コンクールを指します。正面のお品書きには、最優秀賞であるブルーリボン賞を受賞したメニューが並びます!

建物はナンタケット島にある教会をモチーフにしています。

また、建物外にあるミッキー像は、マサチューセッツ州グロスターに実在する像を模したものとなっています。

アーント・ペグズ・ヴィレッジストア

ダッフィー屋さんです。笑

なんといっても外観が素敵ですね!

まとめ

今回はケープコッドとナンタケット島からの東京ディズニーシーを紹介しました。

シーはもちろん、ナンタケット島にも行きたくなりますね…!