働きながら独学で合格!最初にすべきこと4選

こんにちは!らいむら先生です。今回のテーマは公務員への転職を考えたときにやること!このページを見ている方は、少なからず公務員への転職を考えている方だと思います。私は民間企業で働きながら、独学で公務員試験に合格しました。その時に実際にやったことや、やらなくて後悔したことを記事にしています。私の経験が参考になれば嬉しいです。

★この記事で分かること

  • 働きながら公務員への転職をする時、最初にすること

★この記事を書いた人

塾長のらいむら先生です。大学卒業後、大手個別指導塾で仕事に取り組む一方、独学で政令指定都市の公務員試験(事務職)の勉強をはじめ、一発合格!好きなお菓子はたべっこどうぶつ。

公務員への転職を考えたときにすること

公務員、目指してみたいな~。まず何をすればいいんだろう?

その質問にばっちりお答えします!先に結論をお伝えすると、次の順番で行動しましょう。

  • 受験する自治体を決める
  • 情報収集する
  • 筆記戦略を決める
  • 志望動機を早くから明文化する

順番に内容を紹介していきます。

受験する自治体を決める

ゴールが決まれば道も決まる

まずは自分が働く自治体、ゴールを決めるところから始まります。ゴールが決まれば、合格に必要な科目やそのレベルがわかりますので、おのずとやることも見えてきます。

私の場合、優先順位の1番は「妻の実家の近く」だったので、妻の出身である某政令市の合格がゴールとなりました。

社会人経験者枠がおすすめ

勤続年数などの要件を満たすなら、大卒枠でなく社会人経験者採用枠での受験がおすすめです。理由は、こちらの枠の方が筆記試験の占めるウェイトが小さく、勉強時間を短縮できるからです。

優秀な方であれば、勉強時間は400時間もあれば十分でしょう。

私は優秀ではなかったため、その3倍かかりました。笑

筆記試験がライトな分、民間企業の転職に近いノリで公務員試験を受けられます。実際に転職するかは受かってから考えればいいことですし、少しでも公務員に興味がある方にはうってつけの制度です。

合わせて読みたい→【働きながら独学で合格】実際に受けてわかった公務員試験の社会人経験者採用

県と市町村はどっちがいい?

県と市町村は、どっちを受けたほうがいいのかな?

仕事の特徴が大きく異なりますので、志望動機次第です

地元に戻りたいという理由で公務員試験を検討し始めた人にとっては、県(道府県)と市町村のどちらを受けるか、迷いどころですよね。それぞれ特徴がありますので、自分に合った方を選択するのが良いでしょう。

特に重要な2つの点は次のとおりです。

県(道府県)市町村
住民と接する機会少ない多い
転勤県内全域市内全域

県の方が仕事の範囲・規模が大きい分、住民と直接接する機会が少ないです。その方が良いという人もいれば、それだと楽しくなさそうだなぁという人もいるでしょう。

また、転勤については。県だと県内全域に配属されるため、「実家から〇分以内の場所がいい」といった人にとってはマイナスかもしれません。

私の場合は、車を持ちたくないという理由から、県は受けずに市一本で受験することにしました。すでにその市内で働けていたこともあり、勤務地へのこだわりは強かったです。

情報収集する

採用HPの募集要項だけでは足りない

これは私の失敗談です。私は情報収集を怠ったがゆえに、大きな勘違いしており、結構な勉強時間を無駄にしちゃいました。

具体的には、筆記試験のレベルを大きく見誤っており、短大レベルで良かったものを大卒レベルで準備してしまいました

えぇ…。どうしてそんなことに?

私は、採用HPの募集要項だけを読み、それ以上の情報を集めようとしませんでした

募集要項以外で最初に見た某ブログが、公務員予備校や通信教材へ誘導する宣伝ばっかりだったというのも若干アンラッキーだったかもしれません。笑

でも、もうちょっとちゃんと調べられていたら、「筆記試験が過去に短大レベルで出題されていた」ことは、すぐにわかったはずだったんです。

結果的に、ワンランク上で準備してきたぶん、筆記は楽勝でしたので「おっちょこちょい」で済まされた感がありますが、もし不合格だったらと考えると恐ろしいです。

これだけ個人の情報発信が発達した時代です。実際に受験した方の体験談など、ワンランク上の情報がないか、探しておきましょう。

不安があれば直接聞こう

募集要項って、書いてある場所も内容も分かりにくいよぅ

それなら直接問い合わせてもいいかも!

自治体のHPで募集要項を見ても、分かりにくいページ構成になっていることがあります。欲しい情報が1枚にまとまっておらず、複数のページにまたがっていたりするんですよね。

どうしても不安が残るのであれば、担当部門に電話などで問い合わせて、直接確認しましょう。

そんなことして試験に不利にならないかな?

そんなことせずルールを間違えた方が不利になります!

電話での些末な質問に対しわざわざ履歴を残すとも思えませんし、匿名・偽名で聞くこともできます。ルールを正確に把握するためにも、堂々と問い合わせましょう。

筆記戦略を決める

目標とする合格ライン

受験する自治体を決めて、募集要項を確認できたら、いよいよ試験対策スタートです。

必要な問題集をかたっぱしから買えばいいんだね!?

その前に、おおまかな筆記の戦略を立てよう!

基本的に、どんなに余裕のある人でも、勉強時間は常に不足します。そこでまずは、集めた情報をもとに、何の教科で何割を目指すか決めましょう

合格最低点、足切りのラインまではさすがに分からないと思います。ざっくり65~70%を目標ラインに設定しましょう!

どの科目で合格ラインに達するかは人それぞれですが、得意科目・好きな科目で点数を稼いでいくのが定石です。その方が試験勉強のモチベーションが持続しやすいためです。その意味でも、大学などで法律や経済を学んでいる方はけっこう有利です!

暗記科目の勉強が好きかどうか

捨て科目を考えるにあたっては、暗記科目の勉強を好きかどうかが重要ポイント!

公務員試験は、暗記科目と言われる社会系の科目が圧倒的に多いです。割合で言うと、社会だけで約半分です。そのため、日々の勉強時間も社会や暗記に割くことが多くなります。暗記科目の勉強がイヤじゃないなら、社会系の科目で点数を稼ぐことがおすすめです。

ちょっと待って!僕は暗記科目の方が苦手なんだけど…!

同志よ!私もそのタイプです。

中学の時から英・数・国の方が得意で、知識を問われる問題よりも、知識をどう使うかを問われる問題の方が好きでした。そのため、私の筆記戦略はこうなりました↓

  • 英文、現代文、数的推理、判断推理、資料解釈は満点狙い
  • 可能な限り社会系の科目の勉強時間を減らす

社会人経験者採用のように、専門科目がない試験を受ける場合、特に使える作戦です。

逆に、英数国に苦手があるなら、その分を暗記科目で補うことが基本戦略!

例えば数的処理が苦手すぎる場合。テンションの上がらない数的の勉強はほどほどでいいんです。その分を、自分の中で相対的に得意な科目の勉強に回して、総合点で合格ライン越えを目指しましょう

例えば数的処理が苦手すぎる場合、テンションの上がらない数的の勉強はほどほどでいいんです。その分を、自分の中で相対的に得意な科目の勉強に回して、総合点で合格ライン越えを目指しましょう。

志望動機を早くから明文化する

志望動機って、申込みや面接のときに用意すればいいんじゃないの?

先にやった方がモチベーションが続きやすいよ!

志望動機、すなわち「なぜ公務員試験を受けるのか?」は、合格以上に大事かもしれません。公務員試験の合格は手段であって目的ではないからです。

日々時間が足りない中で試験勉強に取り組んでいくと、合格にばかり気を取られ、合格した先にある本当に実現したい未来のことを置いてきぼりにしてしまいがちです。そうなると、勉強を続けることが難しくなってしまいます。

実際に志望動機が聞かれるのはもっと先なので、箇条書き程度で全然構いません。ふとした時に心の支えとなります!

私の場合、このようなメモを手帳に書いていました↓

  • 家族と〇〇市に永住したい
  • この会社にいても未来はない

まとめ

公務員試験転職を考えたときにまずやることを紹介しました。やることは次のとおり。

  • 受験する自治体を決める
  • 情報収集する
  • 筆記戦略を決める
  • 志望動機を早くから明文化する

ゴールがまだイメージできなくても、目の前に一歩ずつ進んでいくことならできます!千里の道も一歩から!やれることから、一歩を踏み出していきましょう!