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結論
日本で仮想通貨に投資する場合、次の4つの壁があります。
- 大きな値動き
- 不利な税制
- セキュリティリスク
- 実需の不透明さ
よって、長期の資産形成を考える場合は、株式投資に軍配が上がります。
① 価格変動リスク
仮想通貨は株式以上に値動きが激しく、1日で数十%変動することも少なくありません。
そのため、長期の安定投資には向いていません。
そんなに上下するなら、落ち着いて眠れないかも…
そうだね、投機(ギャンブル)要素が強いのが特徴だね
② 不利な税制
仮想通貨の売却益は「雑所得」に分類されるため、税金をたくさん支払うことになりがちです。
株式や投資信託のように20%で固定というわけではなく、最大はなんと55%。
そして損益通算や繰越控除もできません。
ええ!じゃあ大儲けできても、いっぱい税金でもっていかれちゃうじゃん!
投資効率という面で、大きなハンデになるんだ。
③ セキュリティリスク
株式市場は長い歴史を経て、事故時の保護の仕組みが整っています。
一方、仮想通貨市場はまだまだ未成熟で、いざというときの責任は個人が負うことになっています。
管理体制
株式:証券会社で管理され、売買は日本の金融庁・証券取引所の監督下で行われます。万一証券会社が破綻しても原則として1,000万円まで保証あり。
仮想通貨:各取引所や個人ウォレットで管理されます。中央管理者がいない場合も多く、ハッキングや操作ミスで資産が失われても補償はほとんどありません。
法的保護
株式:法律による投資者保護の仕組みあり。
仮想通貨:補償や法的救済の制度は限定的で、ハッキング等による被害でも自己責任が基本。
④ 実需の不透明さ
「決済手段」として期待されてきた仮想通貨ですが、日常生活ではまだ広く使われていません。
通貨信用度が弱く、投資対象というより投機対象として扱われがちです。
じゃあ、将来性に賭ける人以外は、資産のメインにしちゃダメってことだね
そうだね。少なくとも今の日本では、仮想通貨は長期投資向きとはいえないね
まとめ
仮想通貨は、「値動きの激しさ」「不利な税制」「セキュリティ上の不安」「実需の不透明さ」という4つの問題を抱えています。
したがって、資産形成の柱にするのではなく、余剰資金で少額を試す程度が現実的といえるでしょう。
短期間で大儲けを狙うような投資は、絶対にやめましょう…!
