台風シーズン到来!今すぐできる防災対策【備えあれば憂いなし】

こんにちは!らいむら先生です。

今回のテーマは台風と防災対策

夏から秋にかけては、台風が多い時期です。過去のデータによると、月別の台風発生割合は、8~9月だけで全体の約50%、7~10月で全体の約70%を占めています。

備えあれば憂いなし!万全の準備で立ち向かいましょう!

台風発生の仕組み

近年、台風や大雨の被害が増えています。もちろんこれには理由があります。まずは台風発生の仕組みと、台風が大型化しやすい理由を説明します。

なんで台風って生まれるの?

そもそも、台風ってどうして生まれるの?

台風発生の原理は次のとおりです。たくさんの自然法則が関係しています。

  • 海の水が温かいと、海の水が蒸発して、空気中に水蒸気がたくさん集まります。
  • 水蒸気が集まると、空気といっしょにもくもくと上昇していき、ができます。
  • 海上の空気が少なくなります(低気圧)。
  • 低気圧になると、気圧の高いところから、空気が集まるようにが吹いてきます。
  • このが、台風になります。
  • そのため、台風はほとんどが海の上で発生します。

なんで夏から秋にかけて台風が多いの?

夏から秋にかけての気候が関係しています。

  • 海水温が高い: 夏から秋にかけて、海水温が高い状態が続きます。台風は温かい海水をエネルギー源とするため、台風が発生しやすくなります。
  • 上昇気流が強い: 夏から秋にかけての時期は、対流活動が活発であり、上昇気流が強いため、台風の発生に適した条件が整います。
  • 季節風の向き: 秋になると、季節風が日本に向かって吹くため、台風が風に乗って日本に接近しやすくなります。

なんで最近の台風は大型化しているの?

温暖化が原因です。

台風だけでなく、大雨の被害も、温暖化が原因であるといえます。

  • 海水温の上昇: 地球全体の温暖化により、海水温が上昇しています。特に。赤道付近の海域の水温が高くなると、強い台風の発生が増加します。
  • 湿度の上昇: 大気中の水蒸気量が増えると、台風が発生した際に供給される水分量が増加し、降水量や風速が強くなる傾向があります。これも温暖化の影響によるものです。

エルニーニョ現象とラニーニャ現象って何が違うの?

エルニーニョ現象とラニーニャ現象は、どちらも気候変動による現象のことです。赤道付近で発生する貿易風が影響しており、温暖化とは直接の関係はありません。

項目エルニーニョ現象ラニーニャ現象
海水温東太平洋の海水温が高くなる東太平洋の海水温が低くなる
仕組み貿易風が弱まり、温かい海水が東太平洋に集まる貿易風が強まり、温かい海水が西太平洋に集まる
東太平洋への影響降水量UP↑(大雨・洪水)降水量DOWN↓(干ばつ)
西太平洋への影響降水量DOWN↓(干ばつ)降水量UP↑(大雨・洪水)

どちらも数年に1度発生し、数ヶ月から1年程度続きます。エルニーニョのほうがより頻繁に観測されます。

命を守る!緊急事態への備え

ここからは台風への備えを具体的に確認していきます。台風に限らず、地震や大雨といったあらゆる災害にも応用できる内容になっています。

緊急用品の準備

平常時から、緊急用品の準備をしておきます。

何日ぶんくらいあればいいかな?

2~3日分は用意しましょう!

電気・ガス・水道が止まった場合を想定できるとベストです。災害時は自助努力と行政支援の両方が重要です。

  • 非常用持ち出し袋 :食料、水、充電器、常備薬、懐中電灯、医療用品、現金など
  • 長期間保存可能な備蓄食料 :最近のアルファ米はふつうにおいしいです!これで5年保存とは…!
  • モバイルバッテリー :必需品!ディズニーランド等でも役立ちます。
  • 最寄りの避難所を確認 :小中学校など

◆アルファ米

尾西食品がおすすめ!量も十分だし(約250g)、ふつうにおいしいです!賞味期限間近の「引き上げ品」を2週間くらい毎日ずっと食べてました。笑

◆モバイルバッテリー

台風接近時・通過時の注意点

雨風が強くなってくると、足場も視界も悪く、非常に危険です。

とにかく外出をしないこと!

  • 窓やドアをしっかり閉める
  • カーテンやシャッターを閉める(ガラスが割れた際の飛散防止)
  • 家具や家電製品を高い場所に移動(水害対策)
  • 鉢植えなど風で飛ばされる可能性のある物を屋内に移動
  • 停電に備え、懐中電灯などの電池を確認
  • 避難所に行く際は、最低限の貴重品と非常用持ち出し袋を持参

まとめ

台風が多いシーズンに向けて、自分や家族を守るための準備をしていきましょう。自然の猛威の前にあっては、人間は無力。平時のうちから準備を整えておきましょう!